かほくらしのセレクトショップのレジ横で、密かに売れ続ける人気商品があります。河北町内の老舗洋菓子店「シェリー」さんの「秘伝豆カステラ」。「秘伝豆」は山形の代表的な青大豆。その香りと味が普通の青大豆より濃厚だと地元で非常に高い人気をほこります。「秘伝豆カステラ」は生地に秘伝豆が練り込まれ、ふんわりと豆が香る、ありそうでない河北町ならではの味。つい手が伸びてしまう、小腹にちょうど良いサイズです。
雪国らしい三角屋根の洋風の建物を入ると見ているだけで楽しくなるような色とりどりのケーキが所狭しと並びます。「シェリー」のオーナで菓子職人の庄司さん。穏やかな物腰で、ケーキのショーケースを前に、ついついおしゃべりしていたくなるような、ほっとするお店。秘伝豆を使ったものは、タルトやフィナンシェ、ロールケーキなどもあります。いちごやさくらんぼなど、使われている果物は近所の農家さんや地元産のもの。よく見ると、流行りのマリトッツォや、アニメのキャラクターものも豊富で、町の人を喜ばせたいという気持ちが見え隠れします。撮影に伺うと、河北町の特産である、紅花や米粉を使った生チョコレートなど、お菓子の構想をたくさん話してくださいました。東京でも、老舗「シェリー」のオリジナル商品が見られる日も近いかもしれません！
